上級生にはあえて下級生に教えさせる 〜田舎のキッズクラス〜
僕の教えているキッズクラスは小学生で一括りのクラスです。
今は小学1年生〜4年生までいます。
ありがたい事に現在は15人のキッズクラスです。
割合的に大半は1,2年生が占めています。
3年生はいなくて4年生が5人といったところです。
1人で15人のキッズクラスを教えるのって、
保育園と変わらないんじゃないかと思うくらい体力を使います(笑)
そんな中、今日は4年生に助けられた事でも。
●教えたがる上級生
15人もいると、僕もちょこちょこ移動しながら教えないといけません。
するとですね、僕がいなくなると練習の仕方がわからなくなって
お喋りしだすか、ボーッとするかになってしまうんです。
こういうのが割と続いていました。
どうにか僕が見切れないところでも
練習させる手段はないかなと考えていました。
あるレッスンの時に、クラブ(ステップ)を練習していました。
4年生はずっとやってきたステップなので足の使い方は出来ています。
1,2年生はやはり苦戦。
僕は駄目元で、
「4年生は散らばって1,2年生に教えてあげれる?」と言ったら、
「教えたい!」
とまさかの答えが。
4年生は先生から任されたのが嬉しかったのか、一生懸命教えていました。
そうする事によって、何もしなくなる生徒がいなくなり、
今では全員がクラブの足運びが出来るようになりました。
まあそこにリズムが入るとまだ苦戦する子もいるのですが(笑)
●任せる勇気
※誤解を招くといけないので一応書きますが、
レッスンを生徒に丸投げはしてません(笑)
監督として見てますし、ちょっと違うなと思ったら修正します。
生徒同士で教えさせるというのは一部のステップ練習の時だけです。
今では2年生も出来るステップは1年生に教えたりするようになりました。
リーダー1人で手が回らないなら、他の人に任せるという
社会の縮図みたいですね(笑)
正直最初は生徒に任せるというのは不安もありましたが、
教える事に責任を持ってくれたり、休憩時間外に遊ぶ生徒が
減ったように思います。
もしかしたら普通のダンススタジオならシステム上、生徒同士に教えさせる
というのはなかなか出来ないんじゃないかと思います。
その辺は田舎のダンスレッスンの少し違った自由なやり方かもしれませんね。