ど田舎ほど口コミが強い
僕の地元は元々ストリートダンスにあまり縁のない町でした。
正確に言えば、僕がUターンする前に
子供達にLOCKダンスを教えていた先輩がいらっしゃるのですが、
その先輩の事は別の時の機会で書きたいと思います。
僕は運良くレッスンを引き継ぐ形で始める事が出来ました。
といっても引き継ぐタイミングで殆ど生徒はやめて、
残ったのは3人で、この時は2014年の春でした。
その3人から2018年の現在は生徒は30人近くまで増えました!
そんな前置きを書いたところで始めたいと思います。
●ど田舎でもダンスに興味ある人はいる
ど田舎であってもダンスに興味がある人は必ずいます。
ダンス皆無な ど田舎でも、体育祭で応援合戦でアイドルのダンスを
コピーして踊るんですから、興味が無いわけはありません。
ただ一つ弱みをあげるとすれば、
ダンスを教える人がいない
伝える人がいなければ、
◎ダンスを習えない
◎どんなダンスがあるのかわからない
◎どこで発表すれば良いかわからない
◎世の中に数あるバトルやコンテストの存在も知らない
etc........
あげればキリがありませんが、
ど田舎のダンスシーンは最初はこんな感じです。
少なくとも僕の地元はそうでした。
ただ、興味が全く無い なんて事はありません。
●50枚のチラシより1回のステージ
田舎だからなのか、春から秋にかけてはお祭りが多いです。
地元という強みもあって、4月から始まったクラスは
夏のお祭りを目指す事にしました。
どうなるかなぁっと不安もありましたが、皆しっかり踊れたし
沢山の人が見てくれたので、ひとまず成功でした。
そしてしばらくしてなんと!
キッズダンスのクラスを作って欲しいと要望がありました!
お祭りを見ていたらしく、子供にやらせてみたいということでした。
お祭り効果は絶大でした☆
●口コミの力
2014年の10月からキッズクラスが始まりました。
最初は3人からでした。
3.4か月くらいはずっとキッズも大人クラスもは3人づつだったと思います。
なかなか増えないなぁ、なんて思うわけですよ。
それでも0人の日って無かったので毎週レッスンするんです。
その時 2クラスで6人。
都会ならいつ無くなるかわからない人数です。
2015年の4月を迎えた頃変化が起こります。
2クラスともポツポツと生徒が増えはじめました。
後から聞いた話ですが、お祭りや、毎週のレッスンのおかげか
水面下で噂にはなっていたようです。
大人クラスの方が最初急に増えて、
早い段階で最高15人程のクラスになりました。
大人の皆さんは、仕事場のコミュニティもあってか
口コミで知ってもらったようです。
キッズクラスの方は、友達が友達を連れてくるという増え方でした。
最初の生徒が学校でも踊っていたみたいです。
生徒に感謝です!
結局チラシを作ったのは最初だけで、それ以降は口コミで広がりました。
ど田舎の口コミの強さに感動しました。
●簡単にまとめ
僕の場合はとても運が良かったのかもしれませんが、
色んな場に生徒達と出たことによって、
生で直接見てもらい、思っているほどダンスの敷居は高くないということを
感じてもらえたのではないかと思います。
それが口コミとして広がっていったのではないかなと。
時には波があります。
生徒もずっと増えているわけではありません。
30人くらいで今は落ち着いています。
そして何より大事なのが、やはり諦めずにやり続ける
事が大切なんだなと思いました。
ど田舎ですから、狭いですから、やり続けていれば必ず
誰かは見ています!
ど田舎にダンスを広めていきましょう!