ダンス用語 ~カウント~
今回は用語のお話をしてみたいと思います。
音楽理論や専門用語がわからなくても、
なんとなくでも理解出来れば
ダンスがまた面白く感じるのではないかな?
という事を書いてみます。
●カウントとは?
ダンスの世界にも様々な用語があります。
その中でもダンスを始めた時に
カウント
という言葉が出てきます。
簡単に説明すると、音を数える事です。
数え方としては、
1(ワン),2(ツー),3(スリー),4(フォー),
5(ファイブ),6(シックス),7(セブン),8(エイト)です。
基本的にダンスは8カウントで一区切りなので、
8まで行ったらまた1に戻ります
9(ナイン)、10(テン)とは続きません。
※曲の構成などで、もしかしたら9、10と
続く事もあるかもしれませんが、
基本は8までです。
●ダンスの世界では8カウントで一区切り
ミュージシャンなどの
音楽の世界とダンスの世界では
カウントの区切りが異なります。
音楽の世界では
4カウントで一区切り、
ダンスの世界では
8カウントで一区切りになります。
●数え方の例
最初にも書きましたが、
8カウントを1,2,3,4,5,6,7,8
1(ワン),2(ツー),3(スリー),4(フォー),
5(ファイブ),6(シックス),7(セブン),8(エイト)と数えていきます。
ちなみに、一番最初の
1,2,3,4,5,6,7,8(1×8)の1区切りをワンエイト
そのまま続けて数えていけば、
次の1,2,3,4,5,6,7,8(2×8)をツーエイト
三番目なら1,2,3,4,5,6,7,8 (3×8)スリーエイト
四番目なら1,2,3,4,5,6,7,8(4×8)フォーエイト
と言っていきます。
例えば先生が、
「まず振付をツーエイト(2×8)覚えてー!」
といったら、
1,2,3,4,5,6,7,8 ,1,2,3,4,5,6,7,8 (2×8)ツーエイト
2つ分の長さを覚えてくださいという事ですね。
●カウントを数え続ける時に役に立つコツ
曲を聴きながらずっと数えていると、
今どのくらい数えたっけ?
となることがあるかもしれません。
1×8(ワンエイト)を何回分数えたか忘れないために、
こんな数え方をしてみましょう。
例えば4×8(フォーエイト)分の長さを数えたい時はこう数えます。
1×8)ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト
2×8)ツー、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト
3×8)スリー、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト
4×8)フォー、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト
1の部分を回数分の数にして数えると、
忘れにくくなると思うので、
続けて数える時はこういう数え方をしてみましょう。
●オンカウントとエンドカウント
ここでもう一つセットで覚えて欲しいのが
オンカウントとエンドカウント
※ここからは略してエンカウントと言います。
エンとも言われたりもします。
こちらの数字と間にあるー(横線)で説明します。
1-2-3-4-5-6-7-8-
数字の部分がオンカウント(表)
数字の間にある横線がエンドカウント(裏)
になります。
読み方としては、
ワン、(エン)、ツー、(エン)、スリー(エン)、フォー、(エン)
ファイブ、(エン)、シックス、(エン)、セブン、(エン)、エイト、(エン)
という、
文章で書くとゴチャゴチャして見えますが、
こういう事になります。
●結局、やり続けていれば嫌でも覚える
なんだかんだ書きましたが、
心配しなくても、
好きな曲を聴き、ダンスを続けていれば
嫌でも覚えると思います。
ある意味カウントは
言葉のようなものです。
改めて口でカウントを言えとか説明しろとか
言われるからテンパるだけです。
ぶっちゃけ、カウントがわからなくても
ダンスは踊れます。
カウントで言い表せなかったり、
効果音で伝えた方が良い時もあります。
逆にカウントという概念が
音楽と一体になる事を邪魔する事だってあります。
それでもカウントを理解する事は
言葉を覚えるのと同じようなものなので、
ゆっくりでいいので勉強していきましょう!
簡単に動画でも解説しているので、
こちらもご参考になれば幸いです。