SHOW(振付)はどう作っていくか?~後半~
少し間が空いてしまいましたが、
後半は振付、作品をどう作っていくのかを書いてみます。
●曲全体の構成を書きだす
これは曲編をしてからですが、
曲を聴きながら紙に構成を何となくで良いので
書き出してみましょう。
曲のイントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏は何エイトあるのか、
どこでソロを入れるか、
思いついた事があれば書いてみましょう。
写真は少し前にショーを作った時に書いたものです。
自分がわかれば良いので、
簡単ではありますがこんな感じです。
一度紙に書いてみるのは全体を把握できるのでお勧めです。
●ショーのイメージを持つ
どんなコンセプトで、、、。
どんな感情で、、、。
作品のイメージを持つ事は大事です。
例えば、1曲目は大人な感じで
クールに踊りたいなと思ったら
そんなイメージの曲を探すと思いますし、
それに合った振付になっていくと思います。
おそらくショーを作ろうとする段階で
無意識にどんな作品にしたいかというイメージは沸いているはずです。
どんな些細なイメージでも良いので
最初に思い浮かべてみましょう!
●いざショーを作る!でも振りが浮かばない!こんな時は、、、。
曲も決まった!編集もした!
さあ振りを考えよう!
でも振りが浮かばない!
経験が浅いと引き出しが少ないため、
どんなに曲を聴きこんでも
なかなか振りが浮かばなかったりします。
そんな時に引き出しになってくれるのは先生です。
レッスンで習ったステップや
振り付けを参考に取り入れていくのも1つの手段です。
ただ注意するのは、
レッスンで習った振付を丸々コピーして
使うのはお勧めしません。
もしかしたら先生も自分のチームで使っている
振付けかもしれません。
あくまで参考程度に留めておく方が良いでしょう。
どちらかというと、
振付よりもステップを取り入れた方が良いと思います。
ステップも色んな組み合わせをする事で
1つの振付になるでしょう。
●順番に作るか、思い付いた所から作るか
振りを作る時、どちらかに別れると思いますが、
僕の場合は思いついた所から作ります。
メリットはその方が振り作りに煮詰まって
作業が止まる事を防ぎ安くなる。
デメリットはある程度作らないと全体像が見えにくい事、
振りと振りの繋ぎ、構成と振付の繋ぎなどを
後から修正しないといけない事が出てくる事でしょうか。
曲の頭から順番に作っていけば
振りや構成の流れがスムーズに出来る事はメリットですね。
ただ、煮詰まるとなかなか前に進まないのがデメリットです。
●最初から完璧を求めない
作品を作っているとどうしても最初から完璧なものを作ろうとしてしまいがちです。
中には最初から納得のいくものが出来る場合もありますが、中々そうはいかないもの。
骨組みという意味で完璧ではなくても
一度全部作ってみて、
そこから余分な部分荒削り、
肉付けしていって
ようやく自分達の納得いく
ショーが出来ると思います。
●インスピレーションは大事に
曲を聴いて何となく踊っていると
時々パッと振りが舞い降りてくる事があります。
案外自然体で曲に最もマッチした踊りだったりするので、
その感覚は大事にしてください。
●どう思われるかではなく、どうしたいか。
こんな振りを踊ったらどう思われるだろうか?
ここの振りはやり過ぎだろうか?
作品を作っている途中に
こんな考えが頭をよぎる事がないでしょうか?
特に真面目な人はよくこんな事を
言ってるような気がします。
良く言えば見る人の事を考えて
作っているという見方もありますが、
他人が自分達の作品を見て
どう思うかなんて正直わかりません。
考えたって仕方がない事だと
僕は思っています。
なので自分達が
「これが今の僕たちです!」
という感覚で作っていけば良いんです。
長々と後半を書いていきましたが、
今自分達の旬なもの
試したい事を
出し惜しみせず
表現していけば良いと思います。