田舎の生徒に教えるショーの練習方法
都会では当たり前のようにショーやコンテストがあっても、
ど田舎では当たり前のようにステージは無いです。
一つのステージが貴重です。
まだショーの練習に不慣れな人に、こんな練習方法はどうでしょうか?
●振付を覚えたら、なるべく鏡を見ない
鏡は見ちゃダメ!とまでは言いませんが、
いざ鏡無しで踊ると、振りが出てこなかったりします。
これって鏡を見ながら、無意識のうちに他人の事まで見てるんです。
要はカンニングしながら踊っているって事ですね。
振りを覚えたら、同じ鏡を見るにしても
違う視点で見たほうが良いですね。
手の角度、高さ、体のラインは?など。
ただ振り付けを覚える為だけの鏡ではないので、有効利用しましょう!
●空間を把握して 立ち位置や振付を覚える
ショーになると立ち位置がそれぞれに与えられます。
それもずっと同じ場所にいるわけではありません。
立ち位置は変わっていきます。
振りもまだ完璧じゃないのに立ち位置まで入ってきたら
頭がゴチャゴチャになる!
落ち着きましょう。少しづつ整理していけば良いのです。
沢山の事を細かく覚えようとすると膨大な情報を頭で処理する事になります。
まずは大雑把に覚えていきましょう。
一つの覚える方法としては、
自分の周りに誰がいるのか?
です。
視界に入る人だけで良いです。
左右のどっちかだけでも大丈夫です。
誰かを把握する事は振りを覚えるよりも簡単です。
例えば、私の右にAちゃんがいるからこの振付だ!
B君が前にいるから私は左側!
など、まずは自分が覚えやすい目印を見つける事です。
(本当は場ミリを使って番号で立ち位置を出していきますが)
鏡に頼らなくても、立ち位置も振りも覚えていけると思います。
●練習で間違える部分は、本番で間違える
可能性がある
当然の事かもしれませんが、振りを完璧に覚えたとしても
間違えるときは間違えます。
練習で間違えたところというのは、本番で間違える可能性があるところです。
何回も繰り返して、勝手に体が動くぐらいにしあげましょう。
それでも本番では何が起こるかわかりません。
僕の苦い体験ですが、練習では一度も間違えなかった部分を
本番で4カウントも間違えた事があります。
コンテストだったので、痛恨のミスでした。
●衣装があるなら着て踊ってみる
衣装があるなら、着て踊るのも良い練習の一つです。
生地の質感や形、長袖なのか半袖なのかで 見え方は変わってきますし、
踊る感覚も変わってきます。
注意するのが、本番前に衣装を破いたり、汚したりしないように
しましょう。
衣装と同じような服で練習するのが良いかもしれません。
●失敗しても続ける
失敗したらもう一度最初から!
そうしたくなる気持ちもわかりますが、
失敗した時の後処理をスムーズにこなすのもダンサーのスキルです。
失敗しないのが一番良いですが、もし失敗した時のために
曲を切らずに続ける事も練習です。
本番では失敗しても曲は止められないですから。
プロでも振りミスすることはあります。
練習では何回も失敗しましょう!
ですが、失敗を繰り返さない努力はしましょう!
●本番は何も考えず思いっきり踊って欲しい
練習では辛いこと大変な事が沢山あると思います。
本番は不安と緊張は付きものです。
色んなもの全部ひっくるめて踊ってください!
多少のミスはお客さんはわかりません!
あっという間にステージは終わると思いますが、
終わった後に楽しかったと思えるはずです。